『停戦協議前進 ウクライナ「中立化」 露 首脳会談目指す 露軍 活動縮小 キエフ付近』 毎日新聞3月30日付朝刊一面トップはこう報じている。 ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、両国政府代表団は29日、トルコのイスタンブールで対面による4度目の停戦協議を開いた。ウクライナ側は自国の中立化や非核化などを確認する書面を提出した。また、ロシア側が一方的に編入した南部クリミア半島や親ロシア派勢力が実効支配する東部の問題を武力で解決しないことも提案した。ロシア側は和平条約の締結に向け、首脳会談を急ぐ(⇒少し前までは時期尚早としていたが、キエフが落ちない中、東部と南部を徹底攻撃し見通しが見えてきたので、プーチンがこの機会を狙っていたようだ)考えを示し、停戦に向けて大きく動いた。⇒ロシア側有利に協議を進めようとしているようだ。しかし、ウクライナ側が同意するのは難しそうである。ロシアもこれ以上戦闘で被害を出したくなく、早期の協定を狙っているが、必ずしも、思うようにはならないだろう。その場合は、再びキエフを包囲し、マリウポリのように無差別攻撃を行い、完全掌握に向かうのではないか。しかしながら、ウクライナは強力に反抗するなかで、泥沼の戦闘状態が再開されるのではないか。誰もそれを望んでいないが。狂人化した殺人鬼プーチンはやりかねない。最後はNATOが正面に出てくるかもしれない。予想もできない事態になる懸念が消えない。