『首相就任1年 田原総一朗さんに聞く 旧統一教会「首相はけじめを」 自民党内 第三者委で調査必要 新しい法律望む』 毎日新聞10月5日付朝刊はこう報じている。岸田文雄首相が4日に就任1年を迎え、ジャーナリストの田原総一朗さん(88)に評価を聞いた。えらくご立腹の様子で、「冗談じゃない」と語気を強める場面もあったという。ただ、自民党ハト派の「宏池会」(現岸田派)を率いた宮澤喜一元首相のシンパだったというだけに、期待の裏返しと見えたという。宮沢氏以来30年のぶりの宏池会政権。歴代首相に直言してきた田原さんの目にどう映るのか。冒頭に「首相はけじめを」「第三者委で調査必要」「新しい法律望む」と書いたように、岸田首相への注文は明確で厳しい。ハト派の岸田首相に期待を裏切られたうっぷんもあるようだ。本欄(当研究所代表江原幸雄執筆)でも連日岸田首相の不手際を指摘しているが、ハト派の仮面をかぶったタカ派の岸田首相は政治理念もなく、ビジョンもなく、基本的政策も固まらず、岸田丸は大洋中を漂流を続けており、このままでは、やがて沈没すると見ている。歴代首相に直言してきた田原総一朗氏の岸田首相への直言を期待したい。⇒おそらく、田原総一朗氏は岸田文雄首相に大いなる失望感を持つのではないか。