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『銀河の成長 解明に光 115億光年先の水素ガス撮影 理化学研究所など』 毎日新聞10月4日付夕刊はこう報じている。 銀河やブラックホールの成長に欠かせないと考えられている水素ガスが、115億年前の宇宙で広がっていた様子を初めて撮影できたと、理化学研究所などの国際共同研究グループが発表したという。水素から放たれる光はかすかで、これまで撮影できなかった。ブラックホールなどの形成過程の解明に役立つと期待されるという。成果は米科学誌サイエンス(電子版)に掲載。グループはブラックホールや原子銀河が誕生した初期の宇宙の様子を探るため、地球から約115億光年離れた地点にあり、銀河が密集している「原始銀河団」に注目した。すばる望遠鏡(ハワイ)やエックス線宇宙望遠鏡チャンドラなどを活用して、銀河やブラックホールが密集する領域を特定。南米チリにある超大型望遠鏡VLTで水素ガスの分布状況の撮影に成功したという。水素ガスに沿って銀河や巨大ブラックホールが400万光年の範囲で作られていることも分かったという。理研の梅畑豪紀・特別研究員(銀河天文学)は「銀河や巨大ブラックホールの成長過程を明らかにする上で大きな一歩だ」と強調したという。⇒実に壮大な研究だ。距離(年代)によって、水素ガスの分布状況の違いが見られれば、銀河や巨大なブラックホールが形成される成長過程が見えてくるだろう。
『ラストミッションは小型ロボ投下』 毎日新聞10月4日付朝刊はこう報じている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウの上空1㌔まで接近し、表面に向け小型ロボット「ミネルバ2」を放出したと発表したという。午前1時ごろ、はやぶさ2本体から分離、落下を始めたという(写真掲載)。5日ほどかけてミネルバ2が表面に落ちるまでの様子を観測し、はやぶさ2の小惑星での仕事はすべて終わるという。地球帰還に向けた準備を進め、11~12月にリュウグウを出発するという。地球到着は2020年末となる。⇒今回のはやぶさ2はすべてのミッションを終えた。技術的には大成功だったといえよう。あとは、無事地球に帰還し、採取したリュウグウの構成物質の分析という、「科学的研究」に入ることになる。太陽系の起源物質あるいは生命の起源に迫る成果が得られることを期待したい。
『「重力波」で謎を追究 「KAGRA(かぐら)」報道陣に公開 岐阜』 毎日新聞10月1日付朝刊はこう報じている。ブラックホールの衝突・合体などで放出される「重力波」を観測するため、岐阜県飛騨市神岡町の地下に建設してきた大型低温重力波望遠鏡「KAGRA(かぐら)」が完成し、30日に報道公開されたという。地下約200㍍でトンネルが2本、L字形に交差した構造。各トンネル内に直径80㌢、長さ3㌔の真空ダクトが設置されている。ダクトの中を通す強力なレーザー光を精密に観測することで、重力波によるわずかなゆがみを検知するという。重力波はアインシュタインが存在を予言、米国の重力波電波鏡の研究チーム「LIGO(ライゴ)」が初めて観測に成功し、2017年にノーベル物理学賞を受賞した。現在、重力波を観測できる施設はLIGOの2台と欧州の「Virgo(バーゴ)」の計3台が稼働しているが、かぐらの稼働で観測精度は格段に向上すると期待されている(地震観測でも観測点が3点から4点になれば観測精度が大きく上昇することと同様なことか)。10年にプロジェクトがスタート。年内には観測を開始し、他の施設と共同観測を行う計画だという。10月4日には完成式典が行われるという。⇒この国際共同巨大観測プロジェクトが進展し、重力波を繰り返し観測し、重力波発生位置・分布およびその状態が解明にされ、天体物理学・基礎物理学に大いに貢献することだろう。大いに期待したい。
『3日九州北部へ台風18号が接近』 毎日新聞10月1日付朝刊はこう報じている。大型で強い台風18号は沖縄・先島諸島から東シナ海に抜け、10月3日にかけて九州北部に接近する見通しという。気象庁は30日、暴風雨や高波、高潮による浸水・冠水に警戒を呼び掛けている。気象庁によると、沖縄・波照間島では30日夜、1時間に80㍉を超える猛烈な雨となった。沖縄で10月1日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は40㍍(55㍍))、波の高さは10㍍。1日午後6時までの24時間予想雨量は250㍉。台風18号は30日午後9時現在、沖縄・与那国島付近の海上を時速約30㌔で北に進んだという。中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は40㍍、最大瞬間風速は55㍍という。⇒台風の進路予測は依然と、より後の予想円ほど大きく、上陸地点の正確な予測は難しいようである。千葉県を中心として大きな被害が出た先の台風15号の場合、上陸地点が大きく東(当初予想の静岡県側から千葉県側寄り)にずれ、かつ、事前に「コンパクトな台風」という間違いやすいマスコミ表現がなわれたことも、被害を大きくした可能性がある。気象庁も米軍の気象担当のように、台風の進路予想を(円ではなく)曲線で示し、逐次修正を行うような形がとれないものか。台風15号の経験を気象庁も十分生かしてほしいものである。
『深海底鉱物資源開発のジレンマ』 Nature ダイジェスト2019年10月号はこう報じている(10月1日)。 深海底鉱物資源はには世界各国が大いに期待を寄せていて、開発は間もなく本格的に始まる。だが、採掘作業で巻き上げられた堆積物が深海底の生態系に及ぼす影響は、まだほとんど分かっていない。十分な調査が行われていないからだ。この手の調査で評価できる規模・内容とされるDISCOL実験では、海底を掘り起こした堆積物は、その場はおろか周囲海域の動物をも生き埋めにしたという。その上、実験は30年前にもかかわらず、生態系は今も戻っていないという。⇒最近日本列島周辺深海底で多くの熱水鉱床が発見され、採掘実験も行われているが、将来に向けて巻き上げられた堆積物の深海底の生物環境への影響を事前に確認しておくことは必要だろう。
『九州接近の恐れ 台風18号 石垣で電話不通』 毎日新聞10月1日付夕刊はこう報じている。大型で強い台風18号は1日、東シナ海で北上を続けた。3日にかけて九州北部に接近する見通しという。沖縄・先島諸島ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、気象庁は土砂災害や浸水のほか、高波への厳重な警戒を呼び掛けたという。2日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は沖縄・九州北部20㍍(30㍍)、波の高さは沖縄7㍍、九州北部6㍍。台風の暖かく湿った空気の影響で2日から3日にかけ、西日本で大雨になる恐れがあり、3日午前6時までの24時間予想雨量は多い地域で九州北部200~300㍉、四国100~200㍉、九州南部、中国50~100㍉。台風18号は1日午前6時現在、沖縄・与那国島の北290㌔の海上を時速約30㌔で北に進んだ。中心気圧は965hPa、中心付近の最大瞬間風速は55㍍、中心の東側170㌔以内と西側110㌔以内は風速25㍍以上の暴風域。4日には日本海に進み、温帯低気圧に変わる見込みという。⇒依然として強い勢力を保っているようだ。関東地方への直接的影響はあまりないようだ。
『IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)特別報告書 「温暖化」進行に警鐘 (前回)14年予測の1割増 高潮 より高頻度に』 毎日新聞9月26日付朝刊はこう報じている。 有効な対策が取られないまま地球温暖化が進む。今世紀末に世界平均の海面水位は最大で1.1メートル上昇すると予測した特別報告書を25日、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPPC)が公表したという。台風など熱帯低気圧の強さも増し、高潮などによる沿岸部の被害が増えると指摘している。島国の日本をはじめ世界各地の防災に影響を与えそうだという。⇒一般の人も気象の異常な変化に気付いているが、各種異常気象は温暖化が進行していないとこのような異常が極めて生じにくいことが、多数回のシミュレーションから、科学的に証明されている。今後も諸観測・予測を続ける必要はあるが、すでに議論の段階ではなく、実質的な行動である。世界各国はすでに提出済みのCO2削減目標をさらに引き上げることを国連から要請されている。中でも日本は、対策への消極的政策ゆえに、世界から厳しい目で見られている。小泉環境相がチャレンジングなCO2削減策(具体的には石炭火力発電のフェーズアウト)を提案・推進できるかが大きなポイントである。閣内だけでなく、産業界を説得することが必要で、国民を味方につけた行動が必要だろう。小泉環境相には新しいアイデアと行動を期待したい。
『小泉(環境)大臣 日本企業に「外圧」要請 気候変動を重要課題に』と9月25日付インターネットニュース FNN.jpプライムオンラインは報じている。 アメリカ・ニューヨークを訪れている小泉環境相は、日本企業の関係者と意見交換し、気候変動の問題を日本の重要課題にする意欲を示したという。小泉環境相が面会したのは、脱炭素社会の実現を目指す日本の企業グループの関係者、およそ20人という(⇒気候行動サミットに参加した企業経営者は世界の動向をよく知っていると思うが、日本はそうでない経営者が圧倒的に多い。この人たちのマインドを、小泉環境相は変えることができるかが問題である)。小泉環境相は「日本の重要課題というのは、必ず経済、社会保障、だけど絶対に環境は聞こえてこない(⇒それが安倍政権の基本政策であったがこれを変えたいと小泉環境相は今回初めて認識したのか。いずれにしてもその思いを大いに進めてほしいが、安倍首相・関係閣僚に認めさせることができるか)。ここをまず変えたい」と述べたという。小泉環境相は、「企業からの外圧が大事だ」として協力を求めたという(他力本願ではなく、自ら安倍首相をはじめ、関係閣僚を説得できなければならない)。これに先立ち、アメリカ・アップル社のジャクソン副社長と会談し、循環型社会の実現に向け、連携する方針を確認したという。フットワークの軽さは評価するが、環境省内で、温暖化対策の政策を詰めるとともに、早期に国民に提示し、かつロードマップを示し、着実に進めてほしいものである。日本の温暖化対策が国内外から変わったと認識できるようなチャレンジングな政策を期待したい。気候変動問題だけでも、抜本的政策を進めることができれば、小泉環境相が環境大臣になった価値はあるだろう。その場合、安倍首相とは衝突せざるを得ないだろう。しかし、そこを突破して初めて、口先だけではない、実行型の真の政治家として国民は期待するようになるだろう。今後の活躍を見守りたい。
『NEDO:地熱発電と温泉との共生を目指した温泉モニタリングシステムの実証試験を開始-別府市の温泉地域で地熱資源の連続監視・適正管理を図る-』 NEDOは標記実証事業を開始したと9月20日付けのHPでニュース発表をした。NEDOは地熱発電技術の研究開発事業に取り組んでおり、今般、NEDOと産総研、横河電機(株)、地熱エンジニアリング(株)、西日本技術開発(株)は同事業で開発中の温泉モニタリングシステムの実証試験を2019年10月中旬から本格的に開始するという。今回の実証試験では、大分県別府市の温泉地域に本システムを導入し、2020年度末まで導入効果などを検証するという。実証を通じて、温泉地域でも導入可能な大規模温泉モニタリングシステムの実現を目指すとともに、地熱発電導入の大きな課題となっている温泉地域との合意形成の円滑化を図り、温泉との共生による地熱発電の導入拡大に貢献することを目指している。今回の新技術が地熱発電と温泉との合意形成に大いに役立つ可能性があり、実証試験の成功を期待したい。なお、詳細は NEDO HP のニュースリリース一覧で見ることができます。  
『「おとぎ話」はやめて 怒るグレタ世代』 毎日新聞9月25日付朝刊はこう報じている。 「人々は困窮し、死に瀕し、生態系は壊れる。私たちは絶滅を前にしている。なのに、あなた方はお金と永続的経済成長という『おとぎ話』を語っている。よくもそんなことが!」。目に涙を浮かべ、怒りで小さな体を震わせる少女の叫びに、国連本部の総会ホールは静まり返ったという。⇒本件の関連記事はここ数日、本欄でも紹介してきたので、これ以上は記さない。我が国に課せられているのは、国(環境相)が新たな地球温暖化対策を世界に発信し、早急に具体的行動を起こすことだ。国連で「美しい演説」と「不明確な記者会見」を行った、環境相の果たさなければならない責務でもあるはずだ。
『「空虚な言葉で夢奪った」 グレタさん怒りの演説 トランプ氏は無言 気候(行動)サミット閉幕 温暖化対策 77カ国、2050年に実質ゼロ』 毎日新聞9月24日付夕刊はこう報じている。「あなたたちは空虚な言葉で私の夢を奪った」。米ニューヨークの国連本部で23日開かれた気候行動サミットで、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)が各国政府の気候変動に対するこれまでの取り組みを強い口調でとがめ、対策を加速させるよう促した。グレタさんはサミット冒頭のスピーチで、「私はここにいるべきでなかった。海の向こう(スェーデン)の学校にいるべきだった」と切り出した。続けて「人々は困窮し、死に瀕し、生態系は崩壊している。それでもあなたたちはお金と、永続的な経済成長という『おとぎ話』を語っている。よくもそんなことが・・・・・」と怒りに声を震わせ、会場を沈黙させたという。⇒16歳の女子高校生の追い詰められた、心底からの抗議の声だ。⇒グレタさんの怒りの矛先は、間違いなく、U国とJ国のトップに殊更強く向けられているだろう。2人のトップはそれがわからないだろう。そのようなトップを選び、しかも、辞めさせられない国民に大いなる責任があるだろう。トップだけでなく、J国の環境相もひどい。行動サミット(こちらでは、J国の消極的温暖化政策のため、演説の機会が得られなかった)の裏番組のような会合で、意味不明の発言をし、記者に追及され、適切な回答ができず、煙に巻いて逃げるという失態を演じた。国民は見ている。帰国後、我が国の温暖化対策において、グレタさんの抗議に答えられる政策を作ることができるか。じっくりと見させてもらおう。
『小泉氏、脱炭素化訴え 国連デビュー 紙見ず英語で演説(⇒当然だろう。こんなことが記事になるのか。環境相も記者もレベルが低い)』 毎日新聞9月24日付朝刊はこう報じている。 小泉進次郎環境相は22日、米ニューヨークの国連本部で開かれた環境関連会合(?)でスピーチし、日本での脱炭素社会の実現に向けた取り組みを紹介し「私たちは今日から変わる。私たちの都市、国、世界の脱炭素化を一緒に達成したい」と各国政府に協力を呼び掛けたという、就任後初の外遊で、この日が国連デビューとなったという(おそらく「美しい演説」だったのだろう。しかし、肝心の気候行動サミットでの演説の機会はなかった。気候行動サミットの演説者には「美しい演説ではなく、具体的な計画を持ってくるよう」に要請されており、これまで何の実績のない日本の出番は、悲しいかななくなっていた。小泉環境相は国として話すべきことがないので、東京都や京都市の目標をつまみ食い的に紹介したようだ。東京都や京都市が2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を掲げているとした上で「都市の脱炭素化は重要だ」と強調したという。会合直前、横浜市に同様の目標を掲げるよう直談判して約束を取り付けたと述べ、会場を盛り上げたという(得意のパフォーマンスに過ぎない)。スピーチは英語で、準備した紙を読まずに約3分間。具体的な政策は含まれず、慎重な内容となったという(⇒国連まで行って、無内容な演説をする価値がない。中身に聞くべきものがないので、記者にこんなことを書かれている。恥ずかしいことだ)。小泉進次郎環境相は、帰国後、早急に、脱原発、脱石炭火力発電、再生可能エネルギーへの明確な転換(また、喫緊の課題として、溜り続ける福島第一原発汚染水の処理問題がある)など、環境政策転換に向けた政策を作り、行動で示すべきだろう。これができなければ、環境相は国民から早々に見捨てられるだろう。「美しい演説」ではなく、「確実な行動」が求められているのだ。今後の環境省(相)の動きを注目していきたい。
『温暖化 各国施策表明へ きょう気候行動サミット』 毎日新聞9月23日付朝刊はこう報じている。国連のグテレス事務総長の呼びかけで、各国の首脳らが気候変動問題の対策強化を話し合う「気候行動サミット」が23日、米ニューヨークの国連本部で開かれる。「気候変動はすでに非常事態だ」と危機感を募らせるグテレス氏は、温室効果ガスの削減に向けて「美しい演説ではなく具体的な計画」を持ってくるよう要請し、各国に発破をかけているという。英独仏などの首脳は、自国の取り組みを表明する見通しだという(⇒日本はどうなのか。表明できるような施策は残念ながらない)。気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」は、来年から本格始動する。パリ協定は、産業革命後の気温上昇を2℃未満、できれば1.5℃に抑えることを求めている。だが、各国が現在表明している温室効果ガスの削減目標を合わせても実現は難しく、さらなる目標の上積みが必要となっている。グテレス氏は各国の首脳らにあてた書簡で、2050年までの温室効果ガスの排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を表明するよう求めているという。サミット調整役のデアルバ特使は、サミットで演説のステージに上がるのは「より野心的な目標を持ち寄った国だ」と説明。国連によると、英独仏のほか中国やニュージーランドなどの首脳や閣僚、民間企業のトップが演説する予定だという(日本は除外されているようだ。日本からは小泉進次郎環境相が出席するが、演説の機会はないという。小泉進次郎環境相は行動サミットで一体何をするのだろうか。日本は温室効果ガス排出量の多い石炭火力発電に依存しており、脱・化石燃料の表現を目指す国際社会で厳しい立場に立たされている(⇒安倍政権の温暖化対策への消極姿勢の結果だ。「地球を俯瞰する」という安部外交の大失態である。本人はおそらくそれに気が付いていないことが悲劇であり滑稽だ。まさに裸の王様)。その結果、小泉進次郎環境相の演説の機会もないという最悪の結果になってしまった。小泉進次郎環境相は日本のおかれた国際的環境を現地でよく認識し、帰国早々に、「日本の新しい地球温暖化対策」をまとめなければ、環境相の資格はないだろう。将来を目指す若い人がお茶を濁してはいけない。帰国後、どんな動きをするか注目しよう)。また、気候変動に懐疑的で、パリ協定からの離脱を表明したトランプ米大統領は出席を見送ったという(⇒当然だろう。むしろ出席できなかったというべき)。米国は国務省のバーニカット筆頭副次官補が出席するという。米国の国際的地位も下がったものだ。
『火山対策 道半ば 御嶽山噴火5年 規制続く登山道も』 毎日新聞9月23日付朝刊はこう報じている。 死者58人、行方不明者5人を出した御嶽山(長野・岐阜県境)の噴火から27日で5年になる。現地では噴火警戒レベルが下がり、シェルターを設置するなどの安全対策も進んでいるという。気象庁は火山業務に関わる職員を大幅に増員するなど観測体制を強化。しかし、専門家の数は少なく、その体制は海外と比較すると脆弱なのが実情だという。⇒火山や地震を研究する国立大学の地球科学関係のスタッフが減らされている現状からみると脆弱感は否めない(火山学関係者は増員を要望しているが)。ここで一案を提案したい。活火山のある市町村では、それぞれ火山防災協議会が構成されている。すでに地元の火山研究者が委員となっている場合はよいが、必ずしもそうでない場合がある。その場合、地元大学(同一都道府県内の)の地球科学研究者に協議会の委員になっていただき、火山のホームドクターになってもらうことが考えられるのではないか。やはり、常に火山を見守ってくれる研究者が必要だ(何か異常があった場合に、一定の見解を述べられることが最低限必要。そのためには、日ごろから気象庁関係者などとの情報交換が必要)。火山研究が専門でない人には重荷かもしれないが、そこは地元自治体が三顧の礼を持って、熱心に働きかければ、意気を感じる研究者は必ず出てくると思う。パーマネントの専門ポストを新設するのには困難が多いが、人材の少ない現状を打破するのにはそれが当面の良策ではないか。いずれにしても、活火山ごとにホームドクターを置く必要はあるだろう。
『気候変動対策「時間ない」 世界でデモ NYにはグレタさん』 毎日新聞9月21日付夕刊はこう報じている。 国連の気候サミットを前に、気候変動の危機を訴える若者たちを中心とするデモが20日に世界各地で行われたという。サミット開催地の米ニューヨークでは、スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが加わり、市は6万人が参加したと発表。主催グループによると、この日は150カ国で計400万人が政府や大企業に気候変動対策の強化を訴えたという。ニューヨークで参加者らは「我々の未来が無視されている」「地球の代わりの惑星はない」などと書いた手作りのメッセージボードを掲げたという。現地の高校に通う佐藤笑里さん(17)は「未来の世代が生きるための権利を守りたい」と参加を決めたという。世界一斉デモには、23日に国連本部で開かれる気候行動サミットを前に、各国に気候変動対策を加速するよう圧力をかける狙いがあるという。ニューヨークのデモに参加したNGO職員のビンセント・アリーナさんは(24)は「大きな変化につながるはずだ」と期待を込めたという。ニューヨーク市当局はこの日、親の許可を得れば学校を休んでデモに参加することを許可し、家族連れの参加者も多く見られたという。グレタさんはデモ終了後にスピーチし「将来の問題を解決するためには(学校を休まずに)勉強して気候学者や政治家になりなさいという人たち(⇒何もしないで、したり顔で論評するだけの大人を賢い若人は明確に見分けるだろう)がいる。でも私たちには時間がない。今すぐ取り組まなければいけない」と訴えたという。⇒正しい判断だろう。日本の新環境大臣小泉新次郎氏も、急遽ニューヨークに駆け付け、国連行動サミットで「日本の温暖化対策強化」を演説するくらいの意気込みを期待したいものである。台風15号被害の千葉県に行くのはいいが、何のために行ったのか不明で、マスコミにもたたかれたようだが、そんなことより、ニューヨークで、「日本の温暖化対策の変更」を演説してもらいたいものだ。マスコミの前で、チャラチャラするだけでは、何にもならない。大臣としての実績を確実に上げてもらいたいものだ。
『台風17号 沖縄を北上』 毎日新聞9月21日付夕刊はこう報じている。 大型で強い台風17号は21日、北上を続けており、沖縄本島が暴風域に入ったという。22日は九州に接近し、対馬海峡付近を通過して日本海に進む見込み。23日以降は北陸地方から北日本に近づく恐れがあり、3連休中の台風に、気象庁は暴風や高波、高潮などへの厳重な警戒を呼び掛けている。台風の影響で午前10時現在、沖縄県内の約4万世帯が停電する被害が出ているという。宮崎市では21日午前9時20分までの1時間に120㍉以上の猛烈な雨が観測され、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表したという。台風15号で被災した千葉県などでは23日にかけて風が強まり、断続的に雨が降る見込みで、気象庁は復旧作業について安全に注意するように求めている。気象庁によると、台風17号は21日午前10時現在、沖縄・久米島の西約100㌔を時速25㌔(⇒スピードを上げているようだ)で北北西に進んでいる。中心気圧は970hPa(⇒中心気圧は低下せず、強い勢力を保っているようだ)、最大風速は35㍍、最大瞬間風速は50㍍。
『台風17号接近 3連休 千葉も風雨警戒を』 毎日新聞9月21日付朝刊はこう報じている。 大型の台風17号は、3連休中の21日に沖縄、22~23日にかけて九州と西日本に最接近するという。九州南部では非常に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は20日に臨時記者会見を開き、大雨や暴風、高波への警戒を呼び掛けている。同庁によると、台風と日本列島の南に停滞している前線がいずれも北上する影響で、台風15号で大きな被害が出た千葉県や伊豆諸島でも21~23日に断続的に風や雨が強まる恐れがあるという。屋根を覆うシートが飛散する可能性もあるといい、「ボランティアに行ったり、屋根に上ったりする人も多いと思う。風雨は警報級ではないが、屋根で作業することは危険だ」としているという。台風は20日午後9時現在、宮古島の東南東230㌔を北北西に時速約15㌔で進んでいるという。中心気圧は980hPa(本日21日朝のTVによると、中心気圧は970hPaに上がっている模様)、最大風速は25㍍、最大瞬間風速は35㍍という。22日正午までの24時間雨量はいずれも多いところで、沖縄100~200㍉、九州200~300㍉、関東甲信は50~100㍉。21日までの予想最大瞬間風速は沖縄35㍍、奄美30㍍。千葉県や伊豆諸島では21~23日、10㍍以上のやや強い風が予想されている。⇒台風15号の被害(主に千葉県)の被害全貌もつかめず、いまだ5000戸程度の停電も続いている。このような大きな被害が出たのは、当初15号はコンパクトと表現され、やや安心感があったことと、上陸地点の予想が大きく外れ、当初予想の静岡県寄りから、かなり東にずれた千葉県よりになったことがあげられよう。台風の予想では上陸地点とその後の進路が的確であることが肝要だ。気象庁も進路予想を大きな円で示すのではなく、もっと絞った表現が必要だろう。米軍気象担当の台風進路予想では進路を曲線で表し、逐次修正する方法をとっているようだ。気象庁もできるはずだと思われる。検討してもらいたいものだ。
『東電旧経営陣3人無罪 巨大津波「予見できず」福島原発事故 強制起訴判決 東京地裁』 毎日新聞9月20日付朝刊はこう報じている。東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣の勝俣恒久元会長(79)、武黒一郎元副社長(69)、武藤栄元副社長(69)の3被告に対し、東京地裁は19日、いずれも無罪(求刑・禁錮5年)の判決を言い渡したという。永渕健一裁判長は「事故を回避する義務を課すにふさわしい予見可能性があったと認めることはできない」と述べたという(⇒結論ありきで、裁判長自身の能力に問題があり、予見可能性を認識できなかったのに過ぎないのではないかと思われる)。⇒歴史に残る大誤審といえるだろう。体制におもねる、科学に見識のない、裁判長では無理からぬことだといえるだろう。裁判官はもっと科学を学んでから裁判に臨むべきだ。世界に向けた実に恥ずかしい裁判だったと後世評価されるだろう。永渕健一裁判長は即刻退官し、一人の人間として、国民の前に、心の中を真摯に明らかにすべきだろう。
『再エネ買値に補助金 市場取引移行 新制度案』 毎日新聞9月20日付朝刊はこう報じている。経産省は19日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)に代わる新制度案(FIP)へ移行を示したが、それに伴う激変緩和措置ということだろう。対象は事業用の太陽光発電や風力発電など大規模な再エネが対象となる見込みという。地熱発電はFIT維持か。
『「科学者の声を聞いて」 温暖化防止 グレタさん訴え』 毎日新聞9月20日付朝刊はこう報じている。地球温暖化対策の強化を訴えるため米国に滞在中のスェーデンの少女グレタ・トゥーンベリさん(16)が18日、米下院委員会の公聴会で証言したという。自身の意見の代わりとして、温暖化に警鐘を鳴らすため国連の科学者組織がまとめた報告書を提出したという(⇒賢い選択だったと思う)。「科学者の声を聞き、科学に基づいて団結し行動してほしい」と呼びかけたという。トゥーンベリさんは温暖化の危機を初めて学んだときに「怒りを感じ、この事態を人々が認識するために何か行動したいと思った」と語ったという。中国の対策が不十分とする意見が話題に上がると、スウェーデンでは米国の取り組みが不十分と指摘されていると訴えたという(⇒見事な冷静さだ。中国と米国は世界で1,2位の温暖化効果ガス排出国である。大きな責任のある両国の指摘ができたことは結果として良かったといえる)。環境問題に取り組む同世代の米国の3人も出席したという。ジェーミー・マーゴリンさん(17)は温室効果ガスの削減について「できる努力をしないのは恥ずかしいことだと」述べ、化石燃料産業を後押しし、温暖化対策に消極的なトランプ政権を批判したという。⇒おそらくもっとも影響を受けるのは彼女たちの子供の世代ではなかろうか。政治家も自らの孫世代のことを考えるべきだろう。
『土石流検知 AIで向上 地震との違い学習 誤報抑える』 毎日新聞9月19日付夕刊はこう報じている。 土石流の際に起きる揺れを捉えて警報につなげる検知装置に人工知能(AI)を組み込み、大幅に性能アップさせることに産業技術総合研究所(茨城県)などのチームが成功したという。地震の揺れなどを捉えて誤報を出してしまう課題の解消が期待されているという。コストも市販品を活用して1万円程度に抑えたという(⇒この金額が、観測システムのどの部分をカバーしているのかはよくわからないが、1万円程度で警報装置が設置できるのであれば普及が進み、多くの地点で実用化されるだろう)。主に豪雨で発生する土石流は、土砂や石が一気に河川を流れる現象。流路にワイヤを張っておき、土石流で切断されることでキャッチする装置が多いが、管理や維持に手間がかかる。最近注目されているのは、土石流が起こす揺れをセンサーで検知する装置。設置も維持も比較的容易だが、車や動物などの揺れを捉えて誤報を出してしまう難点がある。土石流と、地震や火山活動などの揺れの違いをAIに学習させるため、チームは桜島(鹿児島市)で1か月間にわたって、ビデオカメラや雨量計などで様々なデータを収集。期間中に起きた3回の土石流の揺れを特定し、特徴を分析したという。この特徴を学習させたAIに、桜島で収集したデータを読ませてテストしたところ、3回の土石流を正確に見分け、誤報もゼロだったという(ただ、3回の土石流データで十分なのだろうか?)。産総研の倉島雄一主任研究員は「さまざまな場所で土石流を正確に検知できることを示すため、さらに実験を進めたい」と話しているという。⇒今回手法の有効性を示すことはできたが、汎用性を持った実用化のためには、まだまだ多様な経験が必要だろう。
『1万㍍まで多量の水蒸気 西日本豪雨時 上空湿度、熱帯並み80%超 京都大チーム』 毎日新聞9月19日付朝刊はこう報じている。 昨年7月の西日本豪雨時は、九州から中部地方にかけて、上空約1万㍍まで多量の水蒸気が存在していたことを、京都大防災研究所の研究チームが突き止めたという。湿度が80%に達し、熱帯地域に匹敵する気象条件だったという。論文が19日、日本気象学会誌(電子版)に掲載されるという。当時は太平洋高気圧が西に張り出すなどの条件が重なったたため、南海上や東南アジアから東シナ海上空に水蒸気が集まり、季節風で日本上空に運ばれる状況となっていたという。竹見哲也准教授(気象学)らのチームは、5㌔四方に区切ったマス目ごとの湿度や水蒸気量、気圧、気温など気象庁の気象情報を使い、同5日午前0時から3日間について分析した。すると、九州から中部にかけて大気が極めて不安定で、積乱雲ができやすかった状態が数値で示されたという。水蒸気は四国沖や九州沖で特に多く、海面から上空10数㌔の大気に含まれる単位面積当たりの水蒸気量が、7月の平年値を2割以上、上回っていたという。また、上空3000~9600㍍の湿度は80%を超えており、チームは「通常の降雨時は60%前後。上空が高湿度で積乱雲が広域で持続的に発生するという熱低地域に似た状況だった」と強調しているという。竹見准教授は「水蒸気や湿度の状況を精度高く推定できるようになれば、豪雨を予想できるようになる」と話しているという。⇒集中豪雨時、途切れることなく線状降水帯が存在し続けること(降雨のソースが長時間維持できること)を不思議に思っていたが納得できる説明である。今後の研究の進展を期待したい。
『太陽系外の惑星に水蒸気 (英)研究チーム論文 地球から約110光年 生命探索に弾みも』 毎日新聞9月17日付夕刊はこう報じている。太陽系の外にある惑星で、水蒸気の存在が初めて確認されたという。科学者らの研究チームによる論文が英科学誌ネイチャー・アストロノミーに掲載されたという。生命を支える水の発見で、地球外生命の探索などの今後の宇宙研究に弾みがつく可能性があるという。 水蒸気が見つかったのは、地球から約110光年離れた「K2-18b」という惑星。重さは地球の約8倍で、しし座にある赤色矮星の周りを公転しているという。大気があり、地表温度なども生命が居住可能な範囲だが、有害な放射線を強く浴びているという。研究チームは、2016年と17年にハッブル望遠鏡が収集したデータを活用し、この惑星の大気を通過した星の光を分析。大気中に水蒸気の分子の特徴が見つかったほか、水素やヘリウムの存在もうかがえたという。研究チームを率いた英大学ユニバシティ・カレッジ・ロンドンのアンゲロス・チアラス博士は「生命が居住可能な場所での水の発見はとてもエキサイティングだ。『地球は他に類のない存在なのか』という根源的な問いに対する答えに近づくものだ」と述べたという。共著者のインゴ・ウオルドマン博士も「今後20年間で地球に似た惑星はたくさん見つかると予想されるが、これは居住可能な星の最初の発見となるだろう」と意義を強調したという。⇒地球から比較的近傍に地球生命に似た生物の生息環境を持つ惑星があるとなると、交信の可能性もあるということか。今後20年以内程度に確認されることを期待したい。
『西之島 新たな生態系 環境省 噴火後調査で鳥類など確認』 毎日新聞9月13日付朝刊はこう報じている。 環境省は12日、2013年以降の噴火活動で面積が拡大した小笠原諸島・西之島(東京都)の上陸調査で昆虫やカニ、貝類が初めて確認されたと発表したという。鳥類も、拡大前の旧島部分から離れた浜でもカツオドリの巣やヒナが見つかり、新しい生態系ができつつあるという。環境省は、西之島の保全策や長期的な調査計画を年度内にまとめる方針という。噴火後の上陸調査は2016年10月以来2回目で、9月3日~5日に実施された。専門家10人が参加し、17年の噴火に伴い、溶岩で新たにできた島南西部の浜も調査した。調査団長の川上和人・森林総合研究所の主任研究員(鳥類学)によると、鳥は5種の繁殖を確認したという。前回調査時はオナガミズナギドリは空の巣しか確認できなかったが、今回はヒナや卵を抱く親鳥もいた。南西の浜ではカツオドリの巣とヒナ、クロアジサシの卵の殻が見つかったという。国内で他に尖閣列島でしか繁殖が確認されていないアオツラカツオドリは60羽以上もおり、国内最大の集団だという。一方、昆虫やダニなどの節足動物32種、カニの仲間2種、貝類4種も確認された。昆虫は、動物の死骸などを分解するカツオブシムシの仲間がいたという。川上さんは「新たに土地ができるとまず植物が生え、植物を食べる昆虫、鳥という順番で生物が入ってくると考えられている。だが、西之島では最初に海鳥がやってきて、屍骸などを分解する昆虫が定着したとみられ、一般的な島の生態系の成立と逆のことが起こっている可能性がある」と話しているという。⇒西之島噴火後、着実に新しい生態系が形成されているようだ。筆者(江原幸雄)は1973年4月~1974年3月に噴火して西之島新島が形成後の1975年8月に上陸調査に参加した(熱学調査を担当)。上陸前海上保安庁の船上から赤外映像装置より低温の部分を探し上陸した。しかし、上陸して新しい溶岩の隙間からは178℃の高温が観測された。まだ、溶岩は冷却途上にあった。冷却が進んだ浜辺の地表面にはハマヒルガオのような小ぶりの植物がみられ、また、浜辺近くの浅海には、サメのような魚(30~50㌢程度)も見られた。また、海鳥も舞っていたようだ。海洋中の小島でも、噴火活動が終息すると、生物はいつからともなく、どこからともなくやってくるもののようだ。
『「ずれ」は3000億年に1秒 「原子核時計」基礎技術開発 岡山大など』 毎日新聞9月12日付夕刊はこう報じている。 岡山大などのチームが、3000億年に1秒しかずれない「原子核時計」実現への一歩となる基礎技術の開発に成功したという。実現すれば、標高によって異なる時間の流れを数ミリ単位の高低差でも計測できるという。成果は11日付の英科学誌「ネイチャー電子版」に掲載されたという。1秒は現在「セシウム原子が約92億回振動する時間」と定義され、「セシウム原子時計」は3000万年に1秒しかずれない。原子は原子核や電子で構成されており、原子核の振動を捉えられれば、より高精度な時計を作ることができる。原子核時計には、放射性元素のトリウム229を用いるのが好都合だという。岡山大の吉村浩司教授(素粒子物理学)らは大型放射光施設「スプリング8」を活用し、トリウムの原子核に特定の波長のX線を照射して、振動を捉えやすい特殊な状態にすることに成功した。今後、この状態を簡単に作れる方法を探り、開発を進めるという。同様の高精度な時計を巡っては、「300億年に1秒」の精度まで高めた「光格子時計」の開発を東京大の香取秀俊教授らが進めているという。原子核時計はさらに次の世代の時計として期待されており、吉村教授は「今回の発見は第一歩だ。原子核時計ができれば、よりミクロな世界の変化を、時間を通してみることができる」と話している。⇒高さ数㍉単位の高低差でも計測できるとすれば、火山や地震活動に伴う微小な地盤変動を検出することができ、火山噴火や大地震の予測には有効な手段となる可能性が考えられる。
『酷暑 各地で35℃ 熱中症で搬送 運動会練習など 東京と埼玉』 毎日新聞9月11日付朝刊はこう報じている。 東日本では10日、台風15号に伴って暖かい空気が運ばれた影響で各地で最高気温が35℃以上の猛暑日になったという。台風15号の被害を受けた千葉県では、船橋市で9月としては観測史上最高の35.6℃、鴨川市で今年最高の35.5度を記録した。台風15号は同日午後3時、日本の東で温帯低気圧に変わったという(台風が通過した千葉県では今でも、停電・断水が続き、50万戸を超える被災者は大変な日常生活になっているようだ。高温のため死者も出ているようだ)。気象庁によるとこの他に、岐阜県多治見市37.6℃、愛知県岡崎市と前橋市37.0℃、東京都心35.6℃。東京都心で9月に2日連続で猛暑日になったのは27年ぶりという。関東甲信地方では暖かく湿った空気などの影響で大気の状態が不安定となり、11日昼過ぎから夜遅くにかけて、雷を伴った大雨となる恐れがあるという。気象庁は土砂災害や浸水などに警戒するよう呼び掛けている。また、運動会練習などで、10日午前10時半ごろ、東京都板橋区大原町の区立志村第一中で、「生徒に過呼吸の疑いがある」と119番があった。校庭で運動会の練習をしていた1~3年の男女18人が過呼吸や熱中症の症状を訴え、病院に搬送されたが、命には別条なかったようだ。一方、埼玉県春日部市永沼の市立葛飾中では、1年生19人が体育の授業後、熱中症とみられる症状で救急搬送された。市消防本部によると10日午後1時5分ごろ、学校から「女子生徒が体育の授業後、両足のしびれなどを訴えている」と119番があった。女子生徒1人が歩けないなどの中等症、18人は軽症。いずれも意識はあり命に別条はないという。⇒9月上旬になって気温は低下傾向になっていたが、台風後急激に気温が上がり、日差しの強い校庭でやや強い運動を行ったため熱中症になったのだろう。重症化しなかったのは不幸中の幸いである。
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