『森元首相を参考人聴取 五輪汚職 元理事収賄疑惑巡り 東京地検』 毎日新聞9月9日付夕刊はこう報じている(⇒いよいよ東京地検も重い腰を上げたようだ。捜査に全力投入して、五輪疑惑の巨悪起訴にたどり着いてもらいたいものだ)。 東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部が参考人として大会組織委員会元会長の森喜朗元首相(85)から任意で事情を聴いたことが関係者への取材で判明したという。受託収賄容疑で再逮捕された組織委元理事の高橋治之容疑者(78)が理事に就任した経緯や、理事の職務権限などについて確認したとみられる。関係者によると、森元会長は紳士服大手「AOKIHD」(横浜市)が大会スポンサーに正式決定する前の2017年7月、元理事が経営していた東京都内のステーキ店で、元理事や同社前会長の青木拡憲被告(83)=贈賄罪で起訴=ら複数のAOKIHD幹部らと面会したとされる。AOKI側はこの会合でのやり取りを録音しており、森元会長の発言も含まれていたという。会合は元理事が、森元会長に青木前会長を紹介する目的だったとされる。出席者から同社のスポンサー内定を示唆するような発言はなかったされるが、特捜部は会合でのやり取りなども確認したとみられる(⇒元首相から参考人聴取するとあれば、確度の高い疑義があると思われる)。森元会長は14年1月の組織委発足時から、女性蔑視発言問題で辞任する21年2月まで会長を務めた。森元会長の代理人弁護士は9日、事情聴取を受けたかとの取材に対し、「刑事事件になっており、捜査に支障を来すといけないので回答は控える」と答えたという。成り行きは、多くの国民が注目している。これまで、東京地検特捜部は国民に不信の目でみられており、厳正な捜査を期待したい。特捜よ、名誉挽回の絶好の機会だ。決して、国民に背を向けることがないように。しっかりと、注目して行こう。