『生成AI規制・活用へ 政府戦略会議 法、倫理 議論開始』 毎日新聞5月12日付朝刊一面トップはこう報じている。 人工知能(AI)に関する政策の司令塔機能を担う「AI戦略会議」の初会合が11日、首相官邸で開かれた。対話型AIサービス「チャットGPT」など生成AI技術の利用が世界中で急速に広がる中で、国としてAIの活用促進や規制のあり方を検討するという。筆者(当研究所代表江原幸雄)はまだ未使用であるが、有用性と危険性の両面を感じる。また、画期的な新技術というものは、その利便性によって、規制を無視し、怒涛の波のように拡大して行くだろう。画期的な新技術はこれまでも常に二面性が指摘されてきた。表向きは平和利用だが、その裏面にはたとえば軍事利用がささやかれる。「原爆」をみれば、一目瞭然だ。拡大初期にいくら規制をしても、技術は課題を突破してしまうだろう。今回立ち上げられた「政府戦略会議」は、目前のことだけではなく、根本に立ち返り将来見通しを十分持って、会議を進める必要がある。そうでないと規制はすぐ超えられ、限りない鼬ごっこ状態に落ちるだろう。そこで政府は根本を見据え、その基盤の中で可能な限り迅速に対応を行うべきだろう。
『藤井初戦突破 8冠へ好発進 王座戦トーナメント』 毎日新聞5月11日付朝刊はこう報じている。 将棋の名人戦七番勝負で渡辺明名人(39)に挑戦中の藤井聡太王将(20)が10日、東京・将棋会館で第71期王座戦の挑戦者決定トーナメントの対局に臨み、中川大輔八段に87手で勝って初戦を突破し、ベストエイトに進んだ。藤井王将は八つのタイトルのうち六つを保持し、王座戦で次戦から3連勝して永瀬拓矢王座(30)の挑戦者になれば年内8冠達成の可能性がある。終局後、藤井王将は「王座戦では(2018年の)初参加の時ベスト4だったが、その後は結果が出せていないので、少しでも上にいけるように頑張りたい」と挑戦権獲得に意欲を見せた。敗れた中川8段は「力及ばずだったが、8冠阻止に向けて少しでも頑張りたい気持ちではあった」と悔しさをにじませた。⇒藤井王将よ、年内に、一気に8冠まで進んでほしい。チャンスはいつもあるとはかぎらない。破竹の進撃中だからこそ、今年度8冠達成の可能性がより高く、是非とも頑張ってほしい。