『スウェーデン加盟へ トルコ容認 NATO32ヶ国に(⇒より長いロシア包囲網となる』 毎日新聞7月12付朝刊はこう報じている。トルコのエルドアン大統領は10日夜、リトアニアの首都ビリニュスでスウェーデンのクリステンソン首相、NATOのストルテンベルグ事務総長と会談し、スウェーデンのNATO加盟手続きを進めることに同意する考えを伝えた。会談後、ストルテンベルグ氏が記者会見で明らかにした。加盟に反対してきたトルコが承認に転じたことで、スウェーデンは32番目の加盟国になる見通しとなった。エルドアン大統領はより西側への旗色を鮮明にしたようだ。狡猾な、トルコのリーダーだ。ロシアのウクライナ侵攻は失敗すと判断し、侵攻後の新しい世界(特に経済面)においては、ここで西側に恩を売ったように見える。エルドアン大統領は曲者で、なかなか読めないが、ここは西側に入るのがトルコにとって最善の選択と考えたのだろう。