『NPT(核拡散防止条約)再び決裂 露、ウクライナ記述反対 最終文書案 核軍縮揺らぐ 日本の針路今こそ示せ(編集編成局長),「極めて遺憾岸田首相落胆』 毎日新聞8月18日付朝刊一面トップ、2・3面はこう報じている。米ニューヨークの国連本部で開かれていた核拡散防止条約(NPT)の再検討会議は26日夜(日本時間27日朝)に最終文書を採択できずに決裂し、閉幕したという。採択は全会一致が原則だが、ウクライナ侵攻を巡る記述でロシア(利己的で全く非論理的・反人道的)が反対した。2015年の前回会議に続いて2回連続の決裂。ウクライナ侵攻で「核のリスク」が高まる中、核軍縮・不拡散の礎であるNPT体制はその信頼性が大きく揺らぐ結果になった。岸田首相は極めて遺憾と述べたようだが、この会議は、日本は唯一の被爆国として、世界をリードできるはずだが、岸田首相は、官僚が用意した中身のない文章を読み上げただけで、極めて恥ずかしく、情けない。日本もこの条約をまず批准しなければならない。その準備もせず、耳障りの良い言葉を読んでも、他人には全く届かない。届かないだけではなく、むしろ嘲笑の対象だ。アメリカの影に隠れているようではダメだ。毎日新聞編集編成局長の斎藤信宏氏の適切な論評を紹介しておこう(理想と現実のはざまで、パクス・アメリカーナ(米国による平和)が崩れ、欧米諸国と中露の対立が深刻化する中、日本はどのような進路を選ぶべきなのか。被爆地・広島出身の首相だからこそ踏み出せたはずの一歩を踏み出さないまま貴重な機会を逃した(⇒広島出身の岸田首相よ、いったい何を考えているのか。千載一遇のチャンスをみすみす逃してしまった。何もい言わない「アメリカのポチ」ではダメだ。もうアメリカには意欲も力もないのだ。被爆国日本として、明確な態度を示すべきだ。意味のない演説をしただけでは、日本国の首相として失格だ)。齋藤氏は更に述べる。演説で理想を語るだけでは、複雑な国際政治のパズルは解けない。来年には広島が主要7か国首脳会議(G7サミット)の会場になる。理想を現実に落とし込むのが政治の仕事だとすれば、岸田首相の真価はこれから問われる。⇒耳障りは良くても、意味の無い空虚な言葉は何の意味も持たない。岸田首相の言葉は一向に人の心を打たない。中身がないからだ。知識・意欲が全く欠けている。G7までの1年間、日本の核問題における役割を十分に勉強し、明確な政治理念を仕立て上げ、堂々と世界に宣言してほしいものである。来年のG7の演説では、官僚の作成した文書を読むのではなく、唯一の被爆国日本(広島出身)の首相として、自らの言葉で、被爆をせつせつと訴え、明確な行動指針を世界に向けて提案すべきだ。そして、核問題解決の先頭に立つ覚悟を示すべきではないか。いまのままでは、国民特に広島県民は落胆するだけだ。岸田首相よ、来年のG7サミットでは、世界人類の目を開かせるような演説を行い、明確な行動スケジュールを提案し、核問題における日本政府の画期となるような役割を果たすべきだ。