
『FRB,0.75%利上げ 27年ぶり上げ幅 インフレ抑制へ』 毎日新聞6月16日付夕刊はこう報じている。 FRBは15日、政策金利を0.75%引き上げると決めた。1994年11月以来、27年7か月ぶりの上げ幅で、従来の3倍の大きさとなる。約40年ぶりとなる記録的な物価上昇(インフレ)を抑制するため、異例の金融引き締めに踏み切った。利上げは3会合連続で、政策金利の誘導目標は1.5~1.75%となる。パウエル議長は会合後の記者会見で「驚くべきことに(前会合から)インフレ率が再び上振れた。こうした動きに対応するため、大幅な利上げは正当化された」と述べ、前回会合後に示唆した0.5%を上回る利上げに理解を求めた。0.75%の上げ幅については「異例の大きさで、これが一般的になるとは考えていない」と指摘しつつ、「次回の会合では0.5%または0.75%の利上げの可能性が高い」と大幅な利上げを続ける考えを示したという。FRBが同日公表した2022年末の政策金利見通しは3.4%で、3月会合時点の見通し(1.9%)から大幅に引き上げた。年内の残る4回の会合でも急ピッチで利上げを続ける方向だという。23年末の政策金利見通しは3.8%とした。インフレ率の見通しは、4月に前年同月比6.3%上昇した個人消費支出(PCE)物価指数について、22年末を5.2%と見込み、3月の見通し(4.3%)から大幅微引き上げた。⇒FRBは諸指標あるいは諸数値の変化に応じて、果敢に政策金利を変えて、当面の目標「インフレ抑制」に向かっている。この結果、円安・ドル高が進行している。一方、黒田日銀は見守るだけで一向に何の動きもない。庶民生活は物価高に悩まされているが、果たして日銀のような見守りだけで、対ドル為替レートは改善されるのか? 物価高は緩和されるのか? 国民の生活は守れるのか?
『中国側に懸念伝える 日中防衛相会談「対話推進一致」』 毎日新聞6月13日付夕刊はこう報じている。岸信夫防衛相は12日、訪問先のシンガポールで中国の魏鳳和国務委員兼国防相と約1時間会談したという。岸氏は中国、ロシアが先月、日本周辺で実施した戦略爆撃機の共同飛行などについて「日本に対する示威行動だ」と指摘し、「重大な懸念」を伝達。「日中関係には懸念があるからこそ、率直な意思疎通を図ることが必要だ」と述べ、両氏は防衛当局間の対話や交流を推進することで一致したという(⇒明らかに中国の本心ではない)。岸氏はロシアのウクライナ侵攻に言及し「力による一方的な現状変更はアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがすものであり、断じて認められない」と指摘。「国連安全保障理事会常任理事国の中国が、国際社会の平和と安定のため、責任ある役割を果たすべきだ」と求めた。台湾情勢を巡っては、中国と台湾よる話し合いを通じ、平和的に問題を解決させるべきだとする日本の基本的立場に変更はないとし、「台湾海峡の平和と安定は国際社会にとっても極めて重要だ」と指摘した。沖縄県・尖閣列島を含む東シナ海情勢に関し「依然として力を背景とした一方的な現状変更の試みが継続している」として「強い懸念」を伝え、中国の空母「遼寧」による日本近海での訓練などについて中国側に強く自制を求めた。南シナ海情勢では、人工島造成による中国の軍事拠点化の動きに対し、「緊張を高めるいかなる行動にも強く反対する」と伝えたという。⇒硬直化した習近平の独裁・専制国家は聞く耳を持たないが、対面の機会を利用しで、強い意見表明を続けることは必要であろう。