『厚相・デジ相「来秋」譲らず 保険証廃止 官邸、一時「延期」念頭』 毎日新聞8月3日付朝刊はこう報じている。 健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化する「マイナ保険証」を巡り、岸田文雄首相は新たな対応を決めあぐねている(⇒首相には内閣トップの首相として、考えがないし、決まっていないのが本音である)。紙の健康保険証を廃止する時期を1年程度遅らせる案が念頭にある首相官邸に対し、加藤勝信厚労相や河野太郎デジタル相が来年秋の廃止方針を堅持する姿勢を崩さなかった。岸田首相は加藤・河野担当相を説得できないのだ。自分が任命した大臣たちだろう。首相は内閣トップとしての責任を果たせないのなら、辞任するか、2大臣を交代させるのが筋である。そうすると内閣が崩壊するので、強気に出られない。何とも無力な悲しい首相である。この状態では国会審議が大荒れになるのは必死の状況であった。…31日の協議後、1日に予定されていた関係閣僚会議は延期が決まったという。腰の定まらない首相の様子に、政府内からは「決められない首相だ」との声も声も漏れたという(⇒内部からも批判が出る始末だ)。⇒確固とした政治理念がない岸田首相は首相としての責任が果たせないようだ。自ら辞任し、解決を図るべきだろう。・・・なお、医療専門家の中には(医療情報システム開発センター山本隆一理事長)、「マイナ」ありき推奨派からも批判が出ており、岸田首相の不手際は見ていられない。岸田首相の唯一の政権目的「出来るだけ長く政権を維持する」こともこの辺で幕を引いてもらいたいものだ。