『はかなく、美しく 「行田蓮」見ごろ』 毎日新聞6月23日付朝刊埼玉県版はこう報じている。(埼玉県)行田市小針の公園「古代蓮の里」で「行田蓮」が濃いピンクの大輪を咲かせ始め(⇒鮮やかなピンク色の大輪の接写写真が掲載されている)、カメラを手にした来場者らが訪れている。最盛期は6月下旬から7月中旬までで、8月上旬までは花を楽しめるという。園内の古代蓮池や水生植物園などで早朝に開き始めた午前7~9時頃には満開となり、昼頃には閉じる。一つの株は開花から花弁が散るまで4日間と短命だが、8月上旬にかけて約10万株が次々と開花する。園内には行田蓮も含めて計42種12万株のハスが栽培され、白色や八重など様々な花を見ることができる。公園を管理する行田市産業・文化・スポーツいきいき財団の担当者は「今年は暖かい日が続いたため、例年より数日程度、開花が早まっている。神秘的な花を多くの方に見ていただきたい」と話している。公園一帯は古代、多くの水生植物が繁茂する湿地帯だった。当時咲いていた当時咲いていたハスの実は地中深く眠っていたが、1971年に公園近くで行われた工事で掘り返され、自然発芽した。花弁が少ない約1400~3000年前のハスと推定されており、行田市の天然記念物に指定されている。古代蓮のピンクの花は儚く、美しいと言われるがなかかな見栄えのするもののようだ。