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『「大規模太陽光 自立へ」経産省案了承 買い取り制度外に』 毎日新聞8月6日付朝刊はこう報じている。 経済産業省は5日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)に関する見直し案をまとめたという。大規模事業用太陽光発電と風力発電について段階的に電力市場での販売に移行させ、将来対象から外す。再生エネ事業者の競争力を強化するとともに、家計や企業の負担減を図る。見直し案は5日の有識者会合で大筋了承された。2021年3月末までに法改正を含む見直しを行う方針という。FITは、再生エネ事業者が発電した電気を電力会社が割高な固定価格で買い取り、電気料金に上乗せして回収する制度。消費者が「賦課金」として負担する金額は19年度に計2兆4000億円に上る見通しとなっている。経産省案は、大規模事業用太陽光や風力について、発電コストが今後低くなり競争力が付く可能性があるとして「制度からの自律化が見込める電源」と明記。FITから外し、国民負担の少ない新たな支援制度に移行させるとしている。一方、住宅用や小規模事業用の太陽光発電、バイオマス発電など(地熱発電はここに分類されると思われるがやや定義と異なる)の地域で活用する電源については、「当面は現行のFIT制度の基本的枠組みを維持」と明記。これらの電源を電力市場を通じて販売する制度に移行するかについては「電源の特性に応じた検討を進めていくことが適切」と慎重な考えを示したという。⇒地熱発電については、他の発電システムに比べ、地下資源であるので、開発リスクが大きく、また、初期投資が大きく、当面FIT制度は必要で、事業者は各種の改善努力を行い、自立化を目指すべきと思われる。FIT制度というのは、本来過渡的な役割であり、一定の量的増加が認められた段階では、制度をなくし、事業として自立化を目指すべきものでああろう。
『猛暑日100地点超す 兵庫豊岡37.9℃ 熱中症 連日の死者』 毎日新聞8月5日付朝刊はこう報じている。日本列島は4日も高気圧に覆われて晴れ、各地で厳しい暑さが続いた。最高気温は兵庫県豊岡市で37.9℃など100地点超(10.8%超)で35℃以上の猛暑日となった。群馬県安中市では男性(87)が熱中症で死亡。埼玉県では、熊谷市の女性(80)が3日、自宅近くで倒れているのが見つかり、病院に運ばれたが、死亡が確認されたという。⇒猛暑日が連日続き、熱帯夜も連日続いているので、80歳を超える高齢者には特に厳しいだろう。
『宮城で震度5弱』 毎日新聞8月5日付朝刊はこう報じている。 4日午後7時23分ごろ、宮城県石巻市、同県亘理町、福島県双葉町で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約45㌔、地震規模を示すマグニチュード(M)は6.4と推定された。津波の心配はない。東京電力によると、福島県にある福島第1、第2原発に新たな異常はないという。東北電力によると、宮城県の女川原発にも異常はなかったという。地震の影響で東海道新幹線、東北新幹線、山形新幹線が一時運転を見合わせた。政府は4日、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置したという。⇒最近、沈み込む太平洋プレート内での中規模の地震発生が続く。日常的に注意しておくことが肝要だろう。
『ハワイ望遠鏡建設延期 「先住民の聖地」で抗議拡大 日本など参画 21年まで先送り 事態収束後に進める』 毎日新聞8月2日付朝刊はこう報じている。 米ハワイ島の先住民の聖地マウナケア山(標高約4000㍍)で、日本も参加して計画中の超大型望遠鏡「TMT」建設への抗議が続いている問題で、建設推進チームが工事再開の延期をハワイ州当局に申し入れたという。当局は2021年9月まで約2年間の延期を承認、工事の先送りが決まったという。推進側チームが譲歩した格好。イゲ州知事は7月17日に非常事態を宣言したが、30日に「現地に重機を運ぶ必要がなくなった。工事は急を要していない」と述べ、撤回したという。現地では天候悪化の恐れがあり、危険性も考慮したとみられるという。TMTは口径30㍍の世界最大級の望遠鏡で、米国や日本、中国、カナダなどが参加する国際プロジェクト。州最高裁が昨年秋に工事を認める決定を出し、当局は7月中旬の工事再開を計画したが、「聖地」だと反発する先住民らのグループが山へと続く道路を閉鎖し座り込みなどの抗議を開始。警察が出動し一部を拘束する事態となっていた。イゲ氏も現地を視察したほか、映画「アクアマン」で知られるハワイ出身の俳優、ジェイソン・モモアさんらが現地で抗議の参加者を激励。同じくハワイ出身の、ブルーノ・マーズさんのほか、俳優、レオナルド・デカプリオさんも抗議への支持を表明するなど著名人の間でも反対が広がっているという。計画に参加する日本の国立天文台の岩田生・副プロジェクト長の話「事態が収束して安全を確認できたら、すぐ工事を進める。地元では建設への理解が広がるが、計画に反対する人がいるのも事実なので、互いにとって解決できるやり方を探したい」と語っている。⇒上述の望遠鏡設置の問題とよく似た問題が地熱発電所の建設においても生じているので紹介したい。ニュージーランドの先住民族マオリ族は、所有している地域内にある地熱地域をやはり聖地と考えており、地熱発電所の建設(地下からの地熱流体の採取)などにより地熱活動が変化することを否定的に捉えており、次第に地熱発電所の建設に反対を表明するようになった。そのような中で、地熱発電事業者も資源管理に留意するとともに、マオリ族に、出資に応じて一定の利益を還元する方式を取った。その結果、地熱発電所の建設がマオリ族にとっても経済的利益が得られるとともに、適切な開発により、聖地が守られるようになってきた。このようなことから、マオリ族にとっては、地熱発電所の建設が、自らも便益を受けることが理解されることによってWin-Winの関係が醸成され、ニュージーランドにおいて、長いこと停滞していた地熱発電所の建設が近年大きく進展した理由の1つになっている。一方、大型望遠鏡の場合、聖地には新たな大月望遠鏡が接地される中で、経済的便益がないとなれば、先住民族の方々は、大望遠鏡の建設に同意するのはなかなか困難だろう。大型望遠鏡設置おいては、土地造成による不利益を以下に減らし、便益を如何に適切に説明していくかが問われるだろう。後者は、地熱発電に比べて、困難度は高いであろう。
『熱中症で5人死亡 北海道と3県 都心、初の猛暑日』 毎日新聞8月2日付朝刊はこう報じている。日本列島は1日も広く高気圧に覆われ、各地で気温が上昇し、岐阜県美濃市で全国の最高気温38.4℃を記録した。東京都心部も午後3時22分に35.0℃を観測し、今年初の猛暑日となった。北海道と岩手、埼玉、徳島各県で計5人が熱中症とみられる症状で亡くなったという。気象庁によると、全国926観測点で802地点(86.6%)が30℃以上となった。このうち35℃以上の猛暑日の地点は184(21.9%)に達して今年最多となった。札幌市では7月29日から3日連続で夜間の気温が25℃を下回らない熱帯夜になった。日本気象協会北海道支社によると、3日連続の熱帯夜は統計で確認できる1961年以降初めてという。
『熱中症7人死亡 大阪・豊中と岐阜で38.5℃』 毎日新聞8月3日付朝刊はこう報じている。2日の日本列島は高気圧に覆われて気温が上昇し、各地で最高気温が35℃以上の猛暑日になった。毎日新聞が調べたところ、午後8時までに北海道と山形県川北町、茨城県つくば市、富山市、兵庫県市川町で計7人が熱中症とみられる症状で死亡したことが確認されたという。2日の主な各地の最高気温は、大阪府豊中市と岐阜市38.5℃、福岡県久留米市38.4℃、京都市、37.9℃、北海道帯広市36.3℃、山形市35.6℃、東京都心35.1℃など。北海道白老町では観測史上最高となる33.0℃を記録したという。
『熱中症の疑い7人死亡 福岡県久留米市で38.4℃ 159地点猛暑日』 毎日新聞8月4日付朝刊はこう報じている。 日本列島は3日も広く高気圧に覆われ、各地で気温が上昇した。福岡県久留米市で全国最高の38.4℃(前日も38.4℃)と予想されるなど厳しい暑さが続く見通しで、水分・塩分補給などの熱中症対策が必要だという。気象庁によると、3日は全国926観測点のうち800地点(86.4%)で30℃以上を観測、このうち159地点(17.2%)は35℃以上の猛暑日となった。他に京都市中京区で38.2℃、栃木県佐野市や熊本県中央区で37.8℃、佐賀県白石町で37.6℃、大阪市豊中市で37.4℃、埼玉県熊谷市や大分県日田市で37.3℃を観測したという。4日も暑さが続くほか、日中の気温上昇に伴って山沿いを中心に対流雲が発達し、にわか雨が降る地域もありそうだという。
『増える豪雨に備え 過去データより将来予測重視 短時間滝のように 国交省検討会「温暖化前提の治水」提言』 毎日新聞8月1日付朝刊はこう報じている。地球温暖化で深刻化が懸念される豪雨災害に備えるため、国土交通省の有識者検討会は31日、治水計画に降雨量の将来予測を反映すべきだとの提言をまとめたという。過去の豪雨に基づく対策から、温暖化の影響予測を活用する対策へと治水の大転換になるという。昨年の西日本豪雨など想定を上回る水害の頻発を受けたものだが、コスト増が見込まれ、課題も多いという。⇒妥当な方向転換と思われるが、対策の基本はCO2排出量を削減することであることを常に忘れてはならないだろう。
『熱中症、東日本760人 全国147カ所(15.9%)で猛暑日 全国で梅雨明け』 毎日新聞8月1日付朝刊はこう報じている。31日は日本列島が広く高気圧に覆われ、各地で気温が上昇した。全国926の観測地点のうち147ヵ所が35℃以上の猛暑日、630ヵ所(68.0%)が30℃以上の真夏日となった。また、毎日新聞が東日本の18都道府県に確認したところ、同日午後9時までに少なくとも760人が熱中症の症状を訴え、救急搬送されるなどしたという。気象庁によると、31日は岐阜県多治見市で全国最高の37.7℃を記録。栃木県佐野市で37.4℃、岩手県釜石市で37.1℃、群馬県館林市で36.9℃、東京都心で34.6℃を観測した。北海道北斗市は観測史上最高の33.6℃まで気温が上昇した。熱中症の症状を訴え救急搬送される人も相次いだという。茨城県八千代町では、男性(89)が自宅の庭で意識障害を起こして倒れているところを家族に発見された。岩手県久慈市では工事現場で働いていた男子(49)が倒れ、心肺停止状態になった。埼玉県では3人が意識障害を起こし、それぞれ救急搬送されたという。一方、気象庁は31日、東北北部(青森、岩手、秋田各県)が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より3日、昨年より12日遅い。梅雨のない北海道を除いて全国で梅雨明けした。東北北部の梅雨期間(6月15日から7月30日)の降水量は秋田市273.0㍉、盛岡市177.0㍉、青森市89.0㍉だったという。
『夏だ甘いぞ』 毎日新聞7月31日付朝刊はこう報じている。 山形県尾花沢市とその周辺で生産され、夏場のスイカ収穫量日本一の「尾花沢すいか」が出荷の最盛期を迎えているという。大石田町の選果場では農家が持ち込んだスイカがレーンに乗せられ、大きさや糖度などを調べる作業が行われているという(ベルトコンベアーに乗せられた大量のスイカのカラー写真が掲載されている)。平均6~8㌔のスイカはシャリシャリとした食べ応えと甘みが特徴という。今年は気温の変化が大きかったが出来は例年どうりという。8月下旬まで作業が進められ、関東や関西に約220万個が出荷される予定という。⇒土用の丑のウナギの蒲焼きの後は、冷えたスイカと、日本の食は季節感十分である。
『「野心的研究」に25候補 国推進 サイボーグ・人工冬眠』 毎日新聞7月31日付朝刊はこう報じている。 大胆で挑戦的な研究開発を進めるため政府が新設した「ムーンショット型研究開発制度」の候補となる25の目標を、有識者会議が取りまとめたという(有識者会議がまとめたというより、官僚の案を第一線の研究から離れた「有識者会議」が認めたということだ)。官僚は数年ごとに新しい名前を使ったプロジェクトをとっかえひっかえ考えだし、自らの手柄にしたいらしい。このような国を挙げたプロジェクトはほとんど看板倒れで、失敗しても誰も責任を取らない。プロジェクトの終了する頃には、立案にかかわった官僚は他の部署に移っており、関心も薄れ、何とも思わないのだろう。事後評価をもっと厳密にすべきと思われる。⇒大胆で挑戦的な研究開発を官僚(個々に研究者にヒアリングは行っているだろう)?が発想し、それに独創的な研究者に応募させるというのも変な話だ。このままでは、国際的にも問題視されている「日本の研究力低下」がますます進むだろう。基礎研究をもっと充実し、独創的な若手研究者が安心して長期間チャレンジできるような研究環境整備をするのが官僚の仕事だろう。「ムーンショット」は人類を月に送った米国のアポロ計画にちなみ、困難だが夢のある目標を指す言葉(⇒これも借り物だ)。政府は社会変革をもたらす技術変革をもたらす技術革新の創出を目指し、今年度から5年(⇒短すぎる。5年経てばまた新たな名称のプロジェクトを立ち上げるのだろう。こんなやり方で、真に革新的なものが生まれるとはとても考えられない。「基礎研究の充実」が常に政策の根底になければ、成果は出にくいだろう)で、1000億円投資するという。・・・・・ただ、研究者からは幅広く基礎研究に資金配分するよう批判的な声も上がっているという。⇒当然だろう。近年の猫の目施策では「大胆で挑戦的な研究開発」は生まれないだろう。
『東北南部梅雨明け』 毎日新聞7月31日付朝刊はこう報じている。 気象庁は30日、東北南部(宮城、山形、福島各県)が梅雨明けしたとみられると発表したという。平年より5日遅く、昨年より16日遅いという。梅雨のない北海道を除き、梅雨明けが発表されていないのは東北北部だけになったことになる。30日も各地で猛暑となり、気象庁は熱中症対策を呼び掛けている。札幌市は5年ぶりに熱帯夜となったという。気象庁によると、各地の最高気温は、埼玉県熊谷市と京都市で36.8℃、愛知県大府市で36.5℃に達した。大阪市は34.8℃、福岡市は34.4℃、東京都心部は33.6℃、札幌市と仙台市は33.5℃だった。東北南部の梅雨期間(6月7日から7月29日)の降水量は福島市411.5㍉、山形市282.5㍉で平年より多く、仙台市は275.5㍉で平年よりやや少なかったという。⇒今年は、例年に比べ、梅雨入り・梅雨明けとも遅かったが降水量は、地域的差異はあるが、あまり変化はなかったようだ。
『小惑星、地球にニアミス 前日発見 衝突なら東京都の広さ被害』 毎日新聞7月30日付夕刊はこう報じている。 直径約130㍍の小惑星が25日に地球の近くを通過していたことが29日、判明したという。地球に衝突する恐れがある天体を観測する研究者らの団体「日本スペースガード協会」によると、もし地球に衝突していれば東京都と同規模の範囲を壊滅させるほどの大きさだという。通過前日の24日に初めて見つかり関係者を驚かせたようだ。米紙ワシントン・ポストによると時速8万6000㌔で通過するのを米国とブラジルの天文学者らが発見したという。国際天文学連合(IAU)によると、「2019OK」と名付けられたこの小惑星は、地球から約7万2000㌔離れた場所を通過。月との距離の5分の1ほどで、天文学的にはニアミスだったという。地球衝突が懸念される天体は「地球近傍天体」と呼ばれ、各国の天文台などが監視している。日本スペースガード協会の浅見敦夫副理事長は「直径100㍍程度だと、かなり地球に接近しないと見えないことがある」と話す(⇒より小さい小惑星ほど、多数あると考えられるから、地球への小惑星衝突という観点からは、地球との衝突発生確率が極めて小さいとは言えないだろう)。今年に入って地球から同じくらいの距離を通過した小惑星は6個という(⇒1カ月に1個程度。この数値は決して小さくないようだ)。今回はその中で最大という。通過による地球への影響はないという。1908年に直径約60㍍の隕石がシベリアに落下した「ツングースカ大爆発」では東京23区と同じくらいの広さで被害が出たという。約100年前に小規模(直径約60㍍)の隕石が落下している。想像より高い確率で、この規模の小惑星が地球に衝突する可能性があるかもしれない。一般の市民が対応するのは、不可能に近いが、そのようなことが有り得ると認識しておくことは無駄なことではないだろう。
『熱中症で5664人搬送、11人死亡』 7月30日のインターネット情報(共同通信社 2019/07/30 11:01)はこう報じている。 総務省消防庁は30日、熱中症で22~28日の1週間に救急搬送されたのは、全国で5664人だったとの速報値を発表したという。このうち11府県で11人が死亡したという。搬送者数は前週の約3倍に上ったという。⇒関東甲信の梅雨明け宣言後も気温は全国各地で上昇している模様であり、今週も熱中症による搬送者数の増加が懸念されている。
『梅雨 明けたら猛暑 関東甲信 各地で35℃超え 400人超 救急搬送 着ぐるみ男性 熱中症死』 毎日新聞7月30日付朝刊はこう報じている。  気象庁は29日、関東甲信が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より8日、昨年より30日遅いという。残る東北も地殻梅雨明けが発表されるとみられるという。29日は各地でよく晴れ、気温が上昇。岐阜県揖斐川町で37.2℃、岩手県釜石市で37℃を観測するなど35℃以上の猛暑日になる地点が相次いだという。30日以降も水分・塩分補給など熱中症対策が必要だという。29日は全国926観測点の8割近くが30℃以上の夏日となり、うち70地点(7.6%)が35℃以上の猛暑日に。兵庫県豊岡市で36.6℃、埼玉県鳩山町で36.5℃を観測したという。当面は高気圧に覆われる晴れの日が多く、日中は強い日射しで気温が上昇、夜も気温が下がりにくい状態が続きそうだという。
『夏本番 関東甲信梅雨明け』 毎日新聞7月29日付夕刊はこう報じている。気象庁は29日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表したという。平年と比べ8日遅く、昨年より30日遅いという。気象庁によると、今後1週間、高気圧に覆われて晴れる日が多くなり、前半は最高気温が35℃以上となるところがある見込みで、熱中症などへの注意を呼び掛けている。29日の関東地方は広い範囲で晴れ、午前10時現在、東京都練馬区と埼玉県鳩山町で33.5℃を記録するなど、各地で真夏日になっているという。気象庁によると、予想される最高気温は、関東地方では埼玉県熊谷市35℃、東京都心とさいたま市など34℃、横浜市など33℃と、厳しい暑さになる見通し。一方、気温の上昇で大気の状態が不安定になるため、雨や雷雨になるところもあり、局地的に非常に激しく降ることが予想されている。⇒なお、当研究所(埼玉県狭山市)では2012年5月8日以降、所内の敷地で1m深地温の観測を続けているが、今年の梅雨入り以降、例年になく1m深地温は低く、過去8年の記録に比較して、0.59~3.77℃(平均2.29℃)低い。これは、過去数年に比べて、この期間、地表から地中へ流入する熱量(日射による熱量)に比べて、地中から地表に向かって流出する熱量(渦拡散による熱量・蒸発による僭熱量・長波放射による熱量)が相対的に多いことを示している。この8年間の1m深地温の低減率をみると、-0.2℃/年程度になっている。
『気象庁は 関東甲信・東海・近畿・中国地方の「梅雨明け」宣言をした』 インターネットニュース(roketnews24 2019/07/29 )はこう報じている。⇒いよいよ本格的な夏の到来だ。
『宮城で震度4 「異常震域」か 震源地は三重県沖』 毎日新聞7月29日付朝刊はこう報じている。28日午前3時ごろ、宮城県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は三重県南東沖で、震源の深さは約420㌔。地震の規模はマグニチュード(6.5)と推定された。東北や関東地方の太平洋側を中心に揺れを観測したが、震源に近い三重県では揺れを観測しなかった。震源が深い「深発地震」だったため、震源から遠く離れた地域が揺れる「異常震域」の現象が起きた。主な各地の震度は次の通り。震度4=宮城県丸森町、震度3=宮城県角館市、福島県いわき市、水戸市、宇都宮市、さいたま市緑区、千葉県木更津市、東京都千代田区。⇒この異常震域現象は一般の方々には奇異に感じられるかも知れないが、地震学者・地球科学者にとってはなじみの深いものである。現在は、プレートテクトニクスが全盛だか、そもそも、この「異常震域」現象は、マントル内に固い岩盤(これがやがてプレートとして、精密に認識されるようになった)があることを定性的に示すもので、「深発地震の発見」とともに、「プレートテクトニクス確立」前夜の、日本の地震学者の世界的貢献である。
『熱帯低気圧に 台風6号』 毎日新聞7月28日付朝刊はこう報じている。 台風6号は27日午前7時ごろに三重県に上陸し、午後3時に岐阜県で熱帯低気圧に変わったという。28日朝に福島と茨城の研究付近から太平洋に抜ける見通しという(当地埼玉県狭山市では早朝雨が降ったが、8時半現在、雨はやみ、曇天。雨雲レーダーでも、雨雲の中心は明確東方に去っている)。この間、大気の状態が安定せず、各地で大雨になった。栃木県佐野市では突風による建物被害などが90件を超えたがけが人はいないという(建物被害は南北方向に約2㌔、幅は200~250㍍程度とTVは報道している。南北方向に小規模な竜巻が移動したか)。27日までの24時間に静岡市で176㍉、神奈川県箱根町で130.5㍉、和歌山県田辺市で123.5㍉の雨が降り、和歌山・潮岬で最大瞬間風速25mを観測したという。⇒台風6号は小~中型(強風範囲の面積はやや大きい)で弱めの台風だったことになる。台風の影響を受けなかった地域は気温が上昇。全国926観測点中の553地点(⇒59.7%)が30℃以上の真夏日となり(⇒当地埼玉県狭山市も含まれる)、うち20地点が35℃以上の猛暑日になったっという。⇒いよいよ本格的な夏到来か。気温の1週間予報は日本各地で軒並み30℃(~34℃)を越えている。当研究所で観測を続けている1m深地温も日射量が増えることに対応して上昇を続けるだろう。
『学会 会員減少7割 自然科学、研究者数は増加』 毎日新聞7月27日付朝刊はこう報じている。 この十数年間で大学などの自然科学系の研究者数は増えたものの(若手の任期付き研究員が多いことによる? 多くの若手任期付研究員は活動領域が限定される中で、次のポストのための論文作成に追われ、自分が本当に取り組みたい課題に安心して取り組めてない状況があるのではないか)、主要学会の会員数は大幅に減少し、中には3割以上減っている学会もあることが、科学技術振興機構や毎日新聞の調査で明らかになったという(少子化およびわが国では比較的少人数の学会が多いことが背景にある。⇒参加学会数を整理する)。会員が減った学会の割合も調査対象の約7割に達したという。「学会離れ」の背景には、国立大学法人への運営費交付金を国が政策的に減らしていることに伴う国立大の人件費削減(⇒人員削減)や、企業のコスト削減などがあるとみられる。⇒このようなことが相互に悪影響を与え、日本の研究力低下が論じられるようになっていることはすでに知られた事実である。さて、小生が主な所属学会としている日本地熱学会ではどうだろうか。会員数は800人程度で、どちらかというと日本の学会の中では小さい方だろう(国際的には、国内会員数では世界のトップ3に入るのではないか)。現在でも会員数は微増の状態であり、高齢者の退会も少なくないが、若手会員の数も増えている(いわゆる3.11以降、国が地熱発電推進策を取っており、それに伴って企業活動(地熱開発事業)が進展している背景がある。その意味では、学会会員数の微増は、学会自身の自助努力というより、他力本願的側面がある)。この日本地熱学会の特徴の1つに年1回の学術講演会への参加者数が多いことである。会員の半数近く(300~400人)が学術講演会に参加している(他学会ではあまり見られない高い比率ではないか)。ただ問題は、それに応じた、論文数の伸びが大きくないことである。学会が自律的に発展し、地熱事業の展開も進めば(地熱発電所数や地熱発電量の増加)に日本の地熱界が世界の地熱をリードすることも可能だろう。大いに期待したい。
『台風6号 三重上陸』 毎日新聞7月27日付夕刊はこう報じている。 台風6号は27日午前7時ごろ、三重県南部に上陸したという。今後は東海を経て進路を東寄りに変え、同日夜には熱帯低気圧に変わって関東甲信に進む見通しという。⇒今朝の朝刊の予測では、潮岬方向を向かっているようであったが、実際には東側にそれ、海岸沿いを北(北東)上したようだ(海岸地形が台風の進路に影響を与えたように見えるが、これまでそのような例はあるのだろうか)。近畿で27日夕方にかけて雷を伴った大雨になる恐れがあるという。土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要だという。海や山ではうねりを伴った高波や強風が予想され、行楽の際は危険を回避する対応が求められている。神奈川県箱根町で1時間に35.5㍉、静岡県伊豆で29.5㍉の雨が降ったという。栃木県佐野市では27日未明に竜巻とみられる突風が吹き、建物被害が出たという。台風は27日午前9時現在、津市付近を時速20㌔で北北東に進んだという。中心気圧は1000hPa、最大風速18㍍、最大瞬間風速25㍍。中心の東側330㌔以内と西側170㌔以内は風速15㍍以上の強風域(やや狭まった感じである)。台風は27日夜には熱帯低気圧に変わり、甲府市の西北西約30㌔に進み、28日午前9時には福島県いわき市の東南東約30㌔に達すると見られている。28日午前6時までの24時間雨量は多い地域で、東海200㍉、関東甲信120㍉、近畿、北陸100㍉。その後の24時間は東海、関東甲信50~100㍉。28日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は東海、近畿、伊豆諸島18㍍(25㍍)、波の高さは東海、近畿、伊豆諸島4㍍。台風は小型(熱帯低気圧)になったが、降水量はまだ多く、風も強いようだ。
『栃木で竜巻か 25軒被害』 毎日新聞7月27日付夕刊はこう報じている。27日午前2時25分ごろ、栃木県佐野市植上町で、「屋根が吹き飛ばされている」と住民から119番があったという。県警や地元消防によると、住宅など少なくとも25軒以上で屋根瓦が飛ぶなどの被害が出たという。けが人はいないようだ。県警などは突風や竜巻が起きた可能性があるとみて、被害の範囲などの詳しい状況を調べているという。県警によると、同日未明に周辺の住民が「ゴー」という音を聞いたという。窓ガラスが割れるなどの被害が南北方向に広がっており、車庫などの屋根が吹き飛ぶ被害も出ているという。宇都宮地方気象台は職員を現地に派遣し被害状況を調査しているという。現場はJR佐野駅から南に約2㌔の住宅が密集する地域。付近には病院や幼稚園があるという。佐野医師会病院の大川敏裕事務次長(52)によると、朝になって病院に駆け付けたところ、南側の駐車場にプレハブの物置小屋が丸ごと飛ばされていたという。佐野市立南中学校によると、校庭にあった高さ約2㍍のネットが倒れたり、折れた木の枝が散らばったりしているのが確認されたという。気象庁によると、栃木県内では2012年5月にも真岡市で竜巻が発生し、多数の建物が損壊、12人がけがをしたという。今回の竜巻は小規模でけが人もおらず、幸運であった。詳細は宇都宮地方気象台による調査結果を待ちたい。
『暑さ対策「最後の夏」 最新ミスト冷却 保冷剤 扇子 かぶる傘』 毎日新聞7月27日付朝刊 「検証・五輪1年前」で報じている。東京五輪・パラリンピックの重要課題の一つに挙げられるのが暑さ対策だ。昨夏が記録的猛暑となったことから危機感が募る中、最新技術や知恵を官民一体で結集し、本番に向けた実証実験が始まったという(以前から分かっていたことであり、まさに泥縄だ)。高温多湿の日本の夏を体験したことのない海外客らへの熱中症予防などの啓発も急がれる。また、猛暑の中で戦う選手を高精度の気象予測で支援する動きも出ているという。重要な「最後の(泥縄)の夏」となる。⇒この時期にオリンピックを招致した国内組織委員会は先頭に立って対策を講じることだろう。まず、アスリートファーストを掲げるべきだろう。観客には、集団に対してはミストを有効に使えるだろう(⇒水の潜熱効果は大きい)。個人レベルでは、扇子かうちわだろう。うちわは捨てられてゴミになる確率が高く、特に海外客にはお土産にもなる扇子を無料配布するのが良いのではないか。いずれにしても泥縄対策しか取れない国内組織委や東京都の責任は大きい。
『台風6号 上陸の恐れ』 毎日新聞7月27日付朝刊はこう報じている。26日午前、本州の南の海上で熱帯低気圧が台風6号に変わった。北寄りに進んで27日から28日にかけて近畿から東日本の太平洋側に近づき、上陸の恐れもある(27日早朝のテレビでは和歌山県潮岬付近に上陸したとの臨時ニュースあり)。気象庁は大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼びかけている。台風は26日午後9時現在、和歌山県・潮岬の南約160㌔を時速20㌔で北北西に進んだという。中心気圧は1000hPaで、最大風速(最大瞬間風速)は18㍍(25㍍)。中心の東側390㌔以内、西側220㌔以内は風速15㍍以上の強風域。27日朝に紀伊半島へ最接近し、上陸する恐れがある(27日早朝、すでに潮岬付近に上陸した)。その後、東寄りに進路を変え東海や関東にの太平洋側を進み、28日ごろまでに熱帯低気圧に変わる見込みという。台風本体の雨雲や、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、近畿は27日、東日本は太平洋側を中心に28日にかけ、非常に激しい雨が降る恐れがあるという。27日午後6時までの24時間予想雨量は多い地域で東海180㍉、近畿150㍉、関東甲信100㍉。その後の24時間は東海、関東甲信50~100㍉という。⇒関東も明日午前中は激しい雨が降るようだ。当地(南関東、埼玉県狭山市)はやや雲は多いが、青空で、夏の気候を感じる。梅雨明けしたとみられるが、台風の影響で大雨が予想されており、気象庁も関東甲信越の梅雨明け宣言を躊躇しているようだ。
『地球温暖化 切り札なるか 炭素税導入 割れる賛否 有識者会議 中間整理』 地球温暖化対策として、二酸化炭素(CO2)の排出量に応じて企業や消費者に経済的な負担を求める「カーボンプライシング」(炭素の価格付け)について、環境省の有識者会議は25日、活用の可能性を巡る議論の中間整理をしたという(⇒政府のこの種の会議の中間報告は「中間」とついているが最終的なものである可能性が高い)。委員の意見は推進派と慎重派で相違が目立ち。導入に向けて山積する課題が浮き彫りになったという。⇒慎重派(反対派、事業者に多い考え。世界の動きを認識せず、ビジョンもない、目先の経済性のみしか考えない。おそらく、慎重派の委員は、後になって、後悔することになるだろう。そのときはすでに遅い)の声が大きいのであろう。旧陸軍では威勢のよい、声の大きい方が勝ち、結局は戦争に負けたのと同じパターンではないか。
『はやぶさ2着陸誤差わずか60㌢』 毎日新聞7月26日付朝刊はこう報じている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が11日に小惑星リュウグウへの2回目の着陸を実施した際、目標地点からわずか60㌢しか離れていない場所に着地していたと発表したという。2月に実施した1回目の着陸の誤差は約1㍍で、精度の高い着地を2度も成功させたことになる。画像など分析し、詳細な着陸地点が判明したという。4月に作った人工クレーターから約20㍍離れた小さな岩の上に狙いどり着陸したという。クレーターをつくった際に飛び散った地下物質の採取が目的だったため、採取試料から多くの研究成果が得られるよう願いを込め、着陸地点を「うちでのこづち」と名付けたという(⇒このユーモアとゆとりがいい)。吉川 真・ミッションマネージャーは「小天体の狙った場所に着陸できる技術を獲得できた」と話しているという。着陸の約1分前、上空8㍍から撮影した画像も公開。リュウグウの表面に最大直径約15㍍、深さ2~3㍍の人工クレーターのくぼみがはっきり確認できたという。⇒小惑星内部の試料採取の成功の秘訣は、可能な限り、あらゆる事態を想定し、見事なチームプレーで行われた何度も繰り返した事前のシミュレーションからくる自信と、大胆かつ細心の心配りだろう。その結果、人事を尽くして天命を待つという心境にあったのではないか。JAXAのチームに心から祝福したい。
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