『既存組織 前提とせず 学術会議 有識者、政府に提言』 毎日新聞1月22日付朝刊はこう報じている。(⇒「御用学者の集まった」)政府の総合科学技術・イノベーション会議(「CSTI」)の有識者議員懇談会(座長上山隆大・政策研究大学院大客員教授)は21日、政府機関である日本学術会議について、今の組織形態を前提とせず(⇒学術会議の組織形態を巡っては、政府の有識者会議が15年に議論を尽くし、「変える積極的理由を見出しにくい」と結果が示されたもので、その後特段の問題は生じていなかった。しかし菅元首相は、何の説明もなく、突如、新規会員候補6名を任命しなかった。学術会議は「不任命の理由の説明」を何度も求めたが、菅元首相は説明ができず、未解決のまま辞任し、そのまま岸田内閣に引き継がれた。しかし、岸田首相も何の説明もできないまま今日に至っていた。おそらく、政府は、「文科省」では非力でらちが明かず、今度は政府の息のかかった「CSTI」を出してきたようだ。しかし、「CSTI」はこの問題に関わるのであるならば、これまでの「自らの学術・教育」に関する政策提言の失敗を反省してからにすべきだ。世界の上位であった「日本の大学等の研究力」を落とした張本人であり、世界のトップを走っていた「日本の先端技術」を、後方に押し下げてしまった張本人の「CSTI」である。今回の「CSTI」の報告書では、「現在の組織形態が最適だとの確証は得られていない」とした上で、「既存の組織体制を前提とせず検討が深められることを希望する」と政府に都合の良い提言をした。なお、この時点でも菅前首相による「6人の学術会議会員候補不任命の理由」は解明されていない。「CSTI」よ、自らのこれまでの政策提言の失敗を自己批判するとともに、「菅元首相の不任命の理由」を自ら解明してから、学術会議問題に取り組むべきだ。そうしないと、単なる政府の御用機関になり下がってしまうことを懸念せざるを得ない。










