地熱情報研究所

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 2021年4月3日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、3月30日ごろから急激な上昇モードを続けている。3月28日13.06℃、29日13.18℃(0.12℃上昇)、30日13.38℃(0.20℃上昇)、31日13.73℃(0.35℃上昇)、4月1日14.10℃(0.37℃上昇)、2日14.43℃(0.33℃上昇)、そして本日3日14.68℃(0.25℃上昇)。ここ2日ほど上昇率はやや低下気味か。
 『「ウグイス初鳴き」観測 一転、復活』 毎日新聞4月1日付朝刊はこう報じている。今年から大幅縮小された気象庁の「生物季節観測」について、気象庁と環境省は、対象から外れた種目を継続して観測する体制を作るため、新たに試行調査を始めるという。国立環境研究所(国環研、茨城県つくば市)がデータ分析を担当し、市民参加による観測も検討。動物の初鳴きや植物の開花など、季節と環境の移り変わりを70年近く記録してきた歴史が途切れる事態は当面回避されることになった(まことに喜ばしい再検討である。人減らしの中で、機械(自動)観測に合わない項目は減らしたいのが本音と思われるが、それは人間の都合であり、一つの観測量では見えない総合的な環境変化を見落とす可能あるので廃止を危惧していたが、気象庁も正常な科学的理解に到達したようだ。それに一つには、従来の生物季節観測結果をこれまで十分解析しておらず、その意義を十分掴めていなかったことがあるのではないか。その結果、過去の生物季節観測結果の意義が十分把握されておらず、人減らしの中で縮小という安易な方向に流れたのではなかったか。 1953年に始まった生物季節観測は、桜の開花やウグイスの初鳴き、ツバメの初見など動物23種目、植物34種目を対象に気象庁が続けてきた。しかし、観測地点周辺の都市化(⇒これも人間の都合による)などの影響で探し出すのに苦労する種目が増え、気象庁は今年1月から観測対象を梅や桜など植物6種目に絞り、その他51種目を廃止した。だが、全国から統一された手法で集められたデータは国際的にも価値が高く、日本生態学会は、関連学会と連名で観測継続を求める要望書を気象庁に提出。日本人の季節感とも結びつくなど文化的価値もあり、専門家や市民から廃止を惜しむ候えが相次いでいたという。試行調査では、環境省生物多様性センター(山梨県富士吉田市)が運営する生き物情報のデータベース「いきものログ」を活用し、廃止対象となった動物の初鳴きなどのデータを収集するという。当面は各地の専門家に調査を依頼するが、将来的には市民からも広く観測情報を提供してもらうことを検討するという。そのことには特に異論をはさまないが、まずやるべきことは、これまでの生物季節観測データの詳細な解析である。データの観測だけで、解析が手つかずではないのではないかとも思っている。これなしに、新しいことを初めても意義が薄れるだろう。国環研はデータ分析に加え、全国の自治体などと協力し、廃止種目観測を続けるという(⇒それは良いが、まずこれまでのデータの解析を先にやるべきだろう。普通の研究者であれば当然そこから始めるのではないか)。気候変動が生態系に及ぼす変化をとらえるのが主な目的で、今後3~5年かけて、観測を続ける意義が大きいものや観測を続けていけるものを選び出し、新たな観測網を構築するという。⇒何度も繰り返すが、それらをやることはもちろん良いが、過去の膨大なデータがあるのでその解析(AI解析等)を行えば、これまでの観測結果から、かなりのことが言えるのではないか。新たに研究を始める前に過去のデータの十分な解析から始めるべきだ。それから人間の都合で廃止や継続を決めるのではなく、人間環境の持続的維持という明確な視点・目的を前面に出す必要がある。小生らのグループでは、気象庁が過去に廃止してしまった1m深地温の観測を2012年以来、新たに開始し(主に関東平野を中心に、秋田県や福岡県で)、まだ観測期間は10年間に満たないが、興味ある結果も見られる。今後も観測を継続し、地球温暖化やヒートアイランド現象の影響などを検討しようと考えている。その中で、逆に、生物季節観測に配慮したり、日本固有の72候にも関心を持つようになっている。
 2021年4月1日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、昨日(13.73℃)より明瞭に上昇し14.10℃となった。観測開始(2012年5月8日)以来、4月1日の地温としては最高地温となった(地球温暖化やヒートアイランド現象の影響か。これにつては別個に科学的議論をするつもりである)。地温は夏に向かった上昇モードに入ったようだ。目に映る草花・小鳥の景色も明瞭に変わりつつある。庭の福寿草、水仙、雪柳、山桜桃、スモモの花は終わり、アジサイの新芽は緑色を増してきた。対岸の入間川沿いの桜も満開を過ぎ、緑が勝った葉桜が目立ってきた。庭に来るメジロやヒヨドリは少なくなり、シジュウカラ、ジョウビタキが目立つようになってきた。自然界の3月から4月への転換は見事なようだ。地温も明瞭に上昇しつつある。やがて、目に青葉、山ホトトギス、初ガツオの季節がやってくると思われるが、待ち遠しいものである。
 2021年3月31日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、前日30日の13.38℃からさらに上昇し13.73℃となり、過去9年間で3月31日の最高地温となった。今後は夏季に向けた上昇モードに乗るだろう。
 2021年3月31日 00:00~02:00(実際には~01:20)、延期されていた世界地熱会議2020(World Geothermal Congress2020)がオンラインを中心として2020+1としてアイスランドのレイキャビクで、始まった。この日はキックオフとしてオープニング・イベントが行われた。男女2人の進行役のもと、各界各国のゲストスピーカーがそれぞれの背景をもとに、2℃未満に気温上昇を抑えるために地熱研究と地熱開発の貢献を強調した。このオープニング・イベントで特に印象に残ったのは各界各国女性の活躍であった。7人のゲストスピーカーのうち5人が女性であった。世界が変わりつつあることが明瞭に見て取れた。日本人の登壇者は残念ながらいなかったが、五輪組織委の女性蔑視・女性軽視に揺れ動く日本の男女共同参画の周回遅れの後進性が改めて引き立った。日本の地熱界でも女性の活躍が各分野で増え始めてきたところであるが、地熱界だけではなく、日本の男女共同参画全般への貢献を期待したいと思った。なお、WGC2020+1はやや変則的であるが、今回はオンラインとオンサイトで各種のイベントが10月28日のクロージング・セレモニーまで、約7か月間開催されることになっている。
 2021年3月30日 12:30~13:00「奥村忠彦さんを囲む会開催(オンライン)」に参加した。奥村さん、長い間、いろいろなところで、大変お世話になりました。いつもお心づかいをいただきまして大変ありがとうございました。
 2021年3月30日 京大大学院特任教授の安田 陽 氏監修の児童書「再生可能エネルギーをもっと知ろう」(岩崎書店)が出版されました。地熱発電の部分を小生(江原幸雄)も少し協力させていただきました。資料もしっかりした本で、小・中学生を対象とした授業・講演会等で使用できると思います。ご検討ください。「図書館用堅牢」製本で、ハードカバーでやや高いのですが(3000円+税)十分価値ある児童書と思われます。
2021年3月30日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、昨日より0.20℃上昇し13.38℃と今季最高地温となり、上昇モードを続けている。過去9年では2番目に高い地温で、過去1番高い地温は昨年2020年で13.46℃であった。昨年は変動の中で下降中であり、明日3月31日は同日の過去最高となるのではないか。
2021年3月29日 NHK札幌放送局より、地熱発電に関する記事がアップロードされました。地熱発電に関心のある方は、どうぞご覧になってください。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n50979ac7a8cc
 
 
 

 

 

 

 

 2021年3月29日 15:00~17:00 NHK札幌拠点放送局のエグゼクティブアナウンサーから地熱発電に関するインタビューを受けた。
 2021年3月29日 1m深地温の観測であるが、本日から福岡県糸島市でも観測が開始された。観測領域が一気に広がった。3月29日の糸島観測点の地温は12.9℃であった。なお、糸島よりずっと北に位置する当研究所の狭山観測点の3月29日の地温は13.18℃であった。北(東)に位置する狭山観測点の方が高いが今後長期間のデータで検討していこう。もしかするとヒートアイランド現象の影響かもしれない。われわれの研究グループの観測点の多くは関東平野にあるが、北に秋田市、南(西)に糸島市が展開することになり、興味ある結果が得られることを期待したい。
 2021年3月28日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、昨日に続いて前日よりも上昇した。3月25日12.82℃、26日12.92℃、27日12.99℃、28日13.06℃。変動が続く今春だが、夏に向かった上昇モードに入るか。
 2021年3月27日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが2日続けて上昇に転じたが(3月25日12.82℃、26日12.92℃、27日12.99℃)、夏に向けた上昇モードに乗るか。
 2021年3月26日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、昨日は前日より下がったが、本日は上昇になった。今後、上昇モードが続くか。今春は変動が多いようだ。
 2021年3月25日、NHK札幌放送局により以下の地熱に関する記事がアップされました。

https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-nd821360d7347

地熱発電に関心のある方は、どうぞご覧になってください。

 2021年3月25日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、本日も昨日(3月23日13.02℃から3月24日12.90℃と低下)と同様、前日から低下して12.90℃から12.82℃となった。向夏の上昇モードはなかなか安定しないようだ。
 2021年3月24日 当研究所で継続観測している1m深地温であるが、昨日23日(13.02℃)より下がって本日24日は12.90℃であった。暖季に向かう上昇モードに乗っていると思われたが一時的後退。微妙である。ここ2日ほど気温がやや低かったがその影響か。
2021年3月23日、NHK札幌放送局より、地熱発電に関する記事がアップロードされました。地熱発電に関心のある方はご覧ください。
 
 特集のトップページ

https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-nc1c8370de3f6

記事①

https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-nd78161843679

 2021年3月23日 先日(3月15日)NHK札幌放送の記者による地熱発電の取材に応じたが、発言内容がブログに紹介された。
 2021年3月23日13:30~17:30 DCHE方式による抽熱に関心ある企業関係者と、開発者を囲んで、意見交換を行った。
 2021年3月21日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、順調に上昇モードに転じたようだ。11.93℃(3月16日)、11.98℃(17日)、12.18℃(18日)、12.35℃(19日)、12.57℃(20日)、12.79℃(本日21日)。
 2021年3月20日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、昨日19日(12.35℃)よりも本日は明瞭に上昇した(12.57℃)。暖季に向かう明確な上昇モードに入ったようだ。
 2021年3月18日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、本日3月18日、今季最高地温12.18℃となり、過去9年間でも最高地温となった。ちなみに2013年以降の3月18日の地温を示すと以下のようになる。11.78℃(2013年)、9.90℃(2014年)、10.64℃(2015年)、10.76℃(2016年)、10.92℃(2017年)、11.47℃(2018年)、11.36℃(2019年)、11.99℃(2020年)、そして12.18℃(2021年)。変動はあるが、2014年以降、上昇傾向が見られる。
 2021年3月16日 当研究所で継続観測中の1m深地温であるが、前日と同じ11.93℃だった。果たして今週中に上昇モードに入るか。
 2021年3月15日 NHK札幌放送局からの地熱発電の電話取材に応じた。3月19日(金)午後7時30分~55分 北海道管内放送で「北海道 再び動き始めた地熱発電(仮)」のタイトルで放送予定。
 2021年3月15日 当研究所(埼玉県狭山市)で継続観測中の1m深地温であるが、本日15日は前日(11.98℃)より0.05℃下がって11.93℃。まだ上昇モードになっていないようだ。1m深地温もなかなか奥が深い。
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